2016年2月27日

「国土地理院発行の2万5千分の1地形図
(男体山)」
ルートタイム
久々に娘が雪山に連れて行けと言うので、妻と3人で、手軽なところで昨年行った日光の刈込湖に行くことにした。
早朝に家を出発し、いろは坂を登り、奥日光へ。例年ならいろは坂あたりから積雪が見え始めるのだが、今年は中禅寺湖を過ぎても雪が見えない。湯ノ湖あたりまで来てやっと雪が見え始め、今年は本当に雪が少ないと改めて思い知らされる。
湯元駐車場にて。駐車場の端には除雪された雪が積み上げられているが、駐車場の地面には雪がない。
湯畑を通り抜けて、金精道路へと登る斜面。昨年は一面の雪で笹などは見えなかった。
金精道路まで登ると、やっとそれなりの雪量になった。
閉鎖中の金精道路を渡り、再び下って蓼ノ湖へ。 やはりこちらも水面の露出度が高い。
蓼ノ湖のほとりに小さなデブリ。
ここから小峠までは緩やかな登りだ。雪が少なく、締まっていて歩きやすい。
出発して1時間半弱で小峠に到着。
小峠からのトレースは夏径の方についており、冬径にはトレースがない。どうしようかと思ったが、今回は夏径を行くことにする。
冬径は谷を下るが、夏径は斜面をトラバースして最後に急斜面を下る。ここには階段がいくつもあり、安全に下れるようになっているのだが、中途半端に雪があるために非常に下りづらい。
写真を見ればその歩きづらさが分かるだろう。
階段のないところでもこの急斜面だ。
刈込湖に到着。やはりここも氷が薄いようだ。
それでも吹雪いていた去年と違い、快晴で気分は最高だ。
氷結した湖を眺めながらラーメンで腹ごしらえ。
刈込湖に到着した時はポカポカと暖かかったのだが、時折吹く強い風がやはり寒い。
食べ終えると急いで道具をしまい、下山することにする。
往路の夏径は急斜面をけっこう登らなければならないので、帰りは冬径を行くことにした。
トレースはないが、昨年も歩いた径なので迷うことはないだろう。
不安そうな顔の妻も、さっきの急斜面を登るよりはと、しぶしぶ同意。
やはりトレースのない雪面を歩くのは気分が良い。
40分ほどで小峠に到着。
標識の右が、行きに通った夏径。左が今歩いてきた冬径だ。
小峠からの急斜面ではシリセードを楽しむ。
往路は蓼ノ湖の西側を通ったが、帰路は東側を通ってみることにする。
蓼ノ海に沿って回り込んでみたが、途中から湖畔は岸が切り立って進めなくなり、湖畔の斜面を登って南下して行くと、往路に通ったトレースに合流した。
あとは往路を辿るとほどなく金精道路を渡り、湯元の湯畑に降りると、沢山の猿がお出迎えだ。
今年は本当に雪が少なく、スノーシューなど必要ないほどだったが、吹雪かれた昨年に比べて天候には恵まれ、気分の良い山行きができたことは幸いであった。