2015年5月1〜2日

「国土地理院発行の2万5千分の1地形図
(三平峠、燧ヶ岳)」
ルートタイム
昨年一人で歩いた尾瀬があまりにも素晴らしく、今年は妻を連れて再度出かけることにした。
昨年は大清水から尾瀬沼、燧ヶ岳に登って尾瀬ケ原に下り、至仏山に登って鳩待峠に抜ける2泊3日のルートだったが、雪山に慣れていない妻にそれは無理なので、今回は大清水から尾瀬沼の往復のみで、長蔵小屋に1泊してのんびり山行を楽しむこととした。
1日目
車で大清水に向かう途中、突然車の前にカモシカが飛び出してきた。後続車もいなかったのでそのまま車を止めてしばらく観察する。
ルート的にはそれほど急ぐ必要はないのだが、駐車場が混むことを考え、8時頃に大清水に到着。
歩き出すとほどなく「大清水登山口」の標識が現れる。昨年はこのあたりはほとんど雪はなかったが、今年はこの辺りから断続的に雪が現れ始めた。
一ノ瀬休憩所でしばらく休んで、いざ登山道へ。
早速現れる川沿いの危険ポイントを渡る。
久しぶりの登山で早くもアゴを出す我が妻。
のんびり歩いて行くうちにいつしか尾瀬沼に到着。天気はすこぶるよく、燧ヶ岳もきれいに見えている。
まだオープンしていない尾瀬沼山荘の前で尾瀬沼越しの燧ヶ岳を眺めながらのんびりと昼食を摂る。時間は12時半。あまり早く小屋に着いても仕方がない。
メニューは即席麺の焼きそば。今回初めて試したメニューだが、やはり山では汁物の方が良いようだ。焼きそばはもそもそして食べづらい。
のんびり休んでから再び歩き出す。尾瀬沼を左に見ながら沼の縁を歩いて行くと、ほどなく今日の目的地、長蔵小屋が見えてくる。あっけないほどだ。
とにかく暑く、昨年はショートカットして沼の上を歩けたが、今年は雪解けが早く、部分的に木立の中を歩かなければならない所もあった。
午後はのんびりと過ごし、夕食後、美しい夕日を堪能。
日も暮れ、明るい月が昇る。
長蔵小屋にも灯がともり、また違った雰囲気が醸し出される。
2日目
空が白みかけた頃に目が覚める。
妻を起こして朝の景色を眺めようと思ったが、良く寝ているのでカメラを持って一人で出かけることにした。
朝もやのかかる尾瀬沼の風景。朝焼けも映え、なかなか幻想的な風景を堪能。
風もなく、静かな湖面に逆さ燧。
凍った莟が美しい。
朝の景色を堪能した後、小屋の朝食を頂き、7時30分過ぎに小屋を出発。
今日は昨日来た道をそのまま辿って大清水まで戻る。
途中一カ所、登山道脇の雪が崩れて登山道にデブリがあった。昨日はなかったものだ。
大きなものは1.5mほどの雪塊であり、直撃したらヤバいレベルだ。改めて雪山の危険を肝に命じることとなった。