2014年10月11日

「国土地理院発行の2万5千分の1地形図
(葡萄)」
ルートタイム
新保岳は新潟県の北端にあたる村上市、日本海を望む葡萄山脈の最高峰である。最高峰と言っても標高が852.2mの穏やかな山で、林道の整備により、新しくできた新登山口は、旧登山口からの登山ルートのほぼ中間地点にあり、山頂までは1時間ちょっとという手軽さだ。
今回は、少々のんびり登山をしようと思い、村上市の新保岳と日本国を登ってきた。
まずは1日目の新保岳のレポートである。
国道7号線から看板に従って林道へ。すれ違いも難しいような細い崖道を登って行くと、路肩が広くなったところに登山口の案内板がある。どうやらここに車を駐めるようだ。
50mほど車道を歩くと登山口がある。
登り出しから急登が始まる。
すこぶる天気が良く、木漏れ日が美しい。
ほどなく、稜線と思われる平場に出る。
南側に立入禁止の看板があり、ロープが張ってある。どうやら現在は使われていない旧登山道との合流地点のようだ。
このような木を痛める落書きがいくつか見られた。登山者の風上にも置けない行為だ。
紅葉には少し早かったが、緑と黄色のミックスもなかなかのものである。
山頂手前にさしかかると再び急登が現れる。
登山口から1時間10分。あっけなく山頂に到着。
晴れてはいるがガスがかかってそれほど展望は良くない。
うっすらと見えるのは粟島だ。
木々の間からは朝日連峰が頭を覗かせる。
山頂で標石に腰を下ろしてしばらく休んでいると、3人組の登山者が登ってきた。腰を下ろせる良い場所が他になかったので、場所を譲り、下山することにする。
急斜面の下りに多少手間取ったが、概ねスムーズに40分ほどで下山。
今日はここから車で1時間ほどの二子島森林公園キャンプ場に泊まり、明日は本命の日本国だ。