2015年10月18日

「国土地理院発行の2万5千分の1地形図
(中禅寺湖、日光南部)」
ルートタイム
9月に妻と日光高山に登った時に、「ここは紅葉が良さそうだから秋にまた来よう」と話していたのだが、どうせなら少し違う所に行こうと、中禅寺湖の対岸に位置する社山に紅葉狩りを兼ねて登ることにした。
天気予報は午前中は晴れだが午後からは曇り。日光は近いので朝早く出発し、早めに下山する計画で行くことにした。
朝6時30頃に中禅寺湖畔の歌ヶ浜駐車場に到着。思った通り美しい紅葉が見られそうだ。
準備を終え、7時前に歩き出す。しばらくは湖畔沿いの道だ。
男体山もきれいに見えている。
歩き出すとすぐにこんな景色が! これからの道中が楽しみになる。
湖面越しにこれから登る社山を望む。
湖面に細長くせり出す八丁出島の紅葉は鮮やかだ。
どんどん現れる美しい木々。写真の枚数ばかりが増えて行く。
歩き始めてちょうど1時間。阿世潟の分岐に到着。これまではほぼ平坦な道だったがここから道は分岐し、阿世潟峠に向かっての登りとなる。
登りながらも、見事な紅葉の景色が目を楽しませてくれる。
紅葉を楽しみながらあっという間に阿世潟峠に到着。
阿世潟峠からは痩せ尾根歩きとなり、傾斜も少々きつくなる。
少し登ると一旦視界が開け、社山の山頂が望める。
奥の黄緑色の山頂が社山である。
カラマツが映える気持ちの良い登り。
南側に開けた展望を眺めながら、急な登りを登って行く。
登山道に覆い被さる見事な紅葉。
雨量観測アンテナのある1,567mピークに到着。
ここからの展望はなかなかのもので、休憩にはもってこいの場所だが、少々混み合っていたのでここはスルーして先へ進む。
途中からは中禅寺湖と男体山が一望できる箇所が何ヶ所かある。
1,567mピークからは山頂がもうすぐそこのように見えるのだが、社山の標高は1826.6m。標高差は300m近くあり、意外と急登が続く。
息が切れてきた頃、やっと山頂に到着だ。
山頂は狭いし展望も良くないが、山頂を通り過ぎて50mほど行くと、広々とした休憩にもってこいの場所がある。
昼飯には少し早いが、ここで腹ごしらえをする。
たっぷり1時間ほども休憩し、下山にかかる。見晴らしの良い痩せ尾根を下るのは気持ちが良い。
紅葉したカラマツが美しい。
まるで男体山が噴火しているような雲。
戦場ヶ原も紅葉。その向こうに見えるのは日光白根山か。
1.567mピークを見下ろす。登ってきた時は気がつかなかったが、上から見るとダイナミックな景色だ。
山頂から50分ほどで阿世潟峠まで戻ってくる。
左に折れれば来た道を辿って下山だが、せっかくなので半月山まで足を伸ばそうと思い、直進。また急登に取り付く。
いつもながら下りの後の登りはきつい。急登のきつさを紅葉で癒しながら登って行く。
ふと振り返るとさっき登った社山が見事に見える。
途中のピークに中禅寺山というプレートがあった。地図には載っていないが、一応名前のある山のようだ。
そこを過ぎると下りになり、ほどなく現れるのが半月峠だ。
半月峠で一息入れてから、半月山の登りに取り付く。
これもなかなかの急登だ。
半月山の途中で見かけた、赤と緑のコントラストの美しい木々。
途中ですれ違った人から、「半月山の展望台は大混雑でとても入れないよ」と言われたのだが、展望台の手前で20〜30人ほどの団体とすれ違った。さっきの人が言っていたのはこの人たちのことだろう。
思った通り展望台は誰もおらず、のんびりできた。ここからの中禅寺湖の眺めは格別だが、午後になってだいぶ雲が出てきて、少々視界が悪くなったのが玉に傷か。
展望台からは5分も歩けば半月山山頂だ。霧に煙る紅葉もまた趣向が変わって面白い。
展望のない山頂のため、少々休んでから下山することにする。
紅葉を楽しみながらのんびりと下山。
途中にあるイタリア大使館別荘記念公園などを見学しつつ、駐車場に到着したのは午後3時。軽い紅葉狩りハイキングのつもりだったのが、なかなか長丁場の山歩きとなった。