2016年12月30日

「国土地理院発行の2万5千分の1地形図
(蓼科・蓼科山)」
ルートタイム
八ヶ岳最北端に位置する蓼科山。別名諏訪富士とも呼ばれる円錐形の美しい山だ。
山頂への往復ルートで日帰りの計画なので、3時30分に家を出発。7時前には登山口に到着する予定だった。
ところが、ナビが設定した場所に到着したが、まるで違う場所である。以前にも同じことがあったが、またナビのバグらしい。ナビはiphoneのgooglemapを使用している。iphoneの小さな画面でやっと目的地を探し出し、再設定する。幸い30分ほどで行けそうな距離だ。
ところが、少し走っているとまたしてもさっきの間違った場所に目的地が変更されてしまう。
何度も同じ場所をぐるぐると回り、結局、地図を覚えてルート設定をせずにどうにか登山口に到着。
予定よりも1時間以上遅れての到着となった。
少し遅くなったので駐車場が満車になっていないか心配したが、幸いまだ止めるスペースは残っていた。
予報は晴れだったが、あいにくと小雪がちらつく空模様である。
駐車場には新しい立派なトイレが。
登山道入り口前にある女神茶屋は、この時期は休業のようだ。
女神茶屋の向かい、バス停のところが登山口だ。
最初はクマザサの中をゆるゆると登っていく。
少し進むと一旦径は急になるが、すぐにまた平坦な場所に出る。
この登山道は平坦な場所と急斜面を何度か繰り返して、最後の大登りへと取り付くことになる。
行程の半分ほど来たあたりで、雲が切れ、陽がさし始めた。
ふと振り返るとすっかりと晴れ、遠くまで見渡せる。これは山頂の展望が楽しみだ。
青空に樹氷が美しく映える。
山頂に近づき、深林限界を超えると岩場になる。
雪と岩のミックスステージでそこそこ傾斜もきつく、さらに急に風が強まるため、アイゼンは必須。慎重な足運びが要求される。
振り返ると眼下には茅野の街並みが広がる。
急登が終わるとほどなく蓼科山頂ヒュッテが見えてくる。山頂はもうすぐだ。
ヒュッテの前まで行き、V字に左に折れると山頂が目の前だ。
天気はいいが風が強く、かなり寒い。
山頂部は火口跡となっており、かなり広いお盆状の広場になっている。
広場の向こう側に展望台があるようなので行ってみることにする。
小雪がちらついていた朝の天気とは打って変わり、素晴らしい展望に恵まれ、展望台からは遠く北アルプスまで望むことができた。
山頂の中ほどにある祠の陰で風を避けて腹ごしらえをして、下山にかかる。
登りの時には雲がかかっていた八ヶ岳も綺麗に見えていた。
朝の天気では、山頂付近は吹雪も覚悟していたが、意外な好天に恵まれ、素晴らしい展望を眺めることができた蓼科山登山。
蓼科山を経由して北八ヶ岳の方に向かうルートもいずれ歩いて見たいものだ。